《発泡スチレンシート(PSP)トレー製造》
PSPシートを熱でやわらかくし、目的とするトレーの形に冷やすことで作られます。
PSPシートを加熱し、二次発泡させた後、金型により真空吸引(真空成型)させて、形にします。
一度にたくさんの形が成形され、裁断機にてトレー部分をカットし(切り抜いて)一定の量にまとめて箱詰めします。
《PSPとは?》
PSPの原料は「ポリスチレン樹脂」というプラスチックの一種です。
原料と発泡剤を混ぜて発泡したものがシート状に押し出され、ロール状に巻き取られたものをPSP(ポリスチレンペーパー)と呼びます。
PSPは空気が約90%以上、原料は10パーセント未満。
約10倍に発泡させているため、発泡していない場合(PS)と比べると同じ厚みでは重さが約1/10になります。
同じ重さで比べると発泡して厚みがあるので割れにくくなります。
よって以下のような特徴があります。
・断熱性◎
・クッション性や緩衝性◎
・耐水性◎ 水がしみこんだり、漏れたりしない。
・軽い
・リサイクル可能
《大野樹脂加工で製造しているトレーの例》
ご要望に応じて、様々な形状のトレーを製造いたします。お気軽にご相談ください。
《PSPトレーの取り扱い上の注意》
・火気 | 可燃物のため、火のそばに置かない。 |
・高温 | 熱で変形したり、穴があいたりすることがある。 |
・電子レンジ | 基本的には、レンジ使用不可。 |
・食品成分、添加物 | レモン等の柑橘類の皮に含まれるテルペン油等によって溶けることがあるため注意。 |